バレンタインデーにケーキを持って行ったので、
チーフ(料理長)からホワイトデーのお菓子として
AfternoonTeaのショコラシューをいただき。
上機嫌でいたら。

通りかかった副料理長から
「それ何?」
と聞かれたので、
「チーフからホワイトデーってことでいただいたんです〜。
 …(キッチンバイトの女の子)一人一人にってことは…
 あ、スゴイ、チーフ丁寧だ〜」
後半、独り言に近くなってますけど、私。
「そっか〜。ごめんな、ナヴ〜。
 俺なぁっんにも用意してへんわ〜(笑)」

その、何一つごめんとも思ってそうにない、
あっけらかんとした言い方が余計腹立つわぃ!!
と、一瞬思いましたが。
そこはほら。大人ですから。

「そんな、いいですよ〜(笑)」
とか答えときましたが。

も〜!ちょっと期待してたのに!!
帰りに何か買ってくれるとかして下さいよっ!(わがまま)
なんて、言えるはずもなく。

しかもその日は、
キッチン初の女の子バイトとしてこの店に
週五で一年間勤め、私に一から色々教えて下さった
先輩のAさんが調理の専門学校を卒業され就職につき、
バイトに来るのは今日で最後って日でした。

仕事が終わり、
「本当にありがとうございました。お世話になりました。」
なんて二人でしんみりしている所に、

「ナヴちゃん」

うげ、小舅…。
その明るい声音。相変わらず空気の読めない人で…。
名前呼ばれるだけで寒気がするわぃ。
という、心の声は微塵も見せず、振り返ると。
「これ食べぇや」
…ん?小さいケーキ?
コース料理の余り物か?
「あと、これも」
…待て。
立派な苺のショートケーキが丸ごとあるように見えますが。
「ナヴ、こっちも食べてや」
あらぁ、何ですか?副料理長♪(別人)
まごうことなき、クレームブリュレ。
っつーか、余り物っていう量じゃねぇべ。

二人して何?!
「え…これ、どうしたんですか?」

「ん?仕事しながら作った。ホワイトデーとAへの餞別も兼ねて。」

…ハイ。謎はすべて解けました。

何にも用意してない、なんて言ってた時には
たぶんもう出来上がってたわけで。

「ナヴに卵黄6コボウルにいれてって頼んだやん?
 これ、作っててん(笑)」
やっぱりか。
どうりで、それ見た小舅が
「ちょっと、副料理長っ!
 ナヴちゃんに手伝わせるのってアリなんですかっ?!(笑)」
なんて慌ててたわけか。
小舅の叫びなんて軽く聞き流してたよ…。
まったくもう…

「うーわっ、しまった、これ甘すぎるやん。
 しまったな〜(苦笑)」

本当にもう…

「うちで使ってる生クリームは脂肪分高いから
 砂糖減らさなあかんかったな〜。しまったな〜。
 ナヴ、これ甘すぎるやろ?」

…美味しいわぃ、ばか。(拗)

まとめ。
バレンタインデーができあいのチョコケーキだったのに。
ホワイトデーが目の前で手作りのお菓子ってどうよ。

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